ヨーロッパ建築において、住まいの内外境界である窓、玄関等、開口部の多くは、木製サッシを採用しています。木の特性である高い断熱性能(熱伝導率0.12)や、優しさを喚起する癒しの感性、そして地球の自然を大切にするエコロジーを理解しているからです。
有機質である木製サッシを採用する事により、夏の高い気温を室内に伝えず、冬の暖房も外へ逃がしません。呼吸する木は、正に生きた素材なのです。寺社仏閣がそうである様に、手入れをする事で木は永く生き続けます。
輸入サッシは勿論、国内サッシメーカーでも「意匠(デザイン)制約」があり、希望するデザインを引き受けてもらえない、との話をよく耳にいたします。
弊社は近代設備の整わないおよそ100年前から手づくりで種々の建具製品をプロデュースし、その技術を継承してまいりました。設計される方や御施主様のご希望を製品に反映させ、きっとご満足のいただける木製サッシをお届けいたします。